あなたの手は大丈夫?新米からベテランまで悩む手荒れの予防方法
2017.05.24

あなたの手は大丈夫?新米からベテランまで悩む手荒れの予防方法

美容師として働く以上、手荒れは常に付きまとう問題となります。
水を多く使うこと、薬剤を使用することなどを考えると、常に手がリスクにさらされていることになるからです。
良い仕事を長く続けていけるよう、手荒れを予防するためにできることを考えていきましょう。

☆アレルギー体質ではありませんか?

以前は特に手荒れを感じていなかったのに、急激に手荒れがひどくなったなど、短期間での大きな変化を感じた場合、アレルギー体質であることを疑ってみましょう。
もともとアレルギーが出ている人だけではなく、刺激を受け続けることでアレルギーを起こしてしまう事もあるのです。
アレルギーはよくコップにたとえられます。
薬剤などでの刺激を受け続け、それが一定の量を超えると、コップの水がこぼれるように症状が出てくるという事です。
荒れがひどく皮膚科を受診する際には使用しているシャンプーなどを見てもらうとよいでしょう。
現在アレルギー症状を感じていなくても、将来出てくる可能性があります。
薬剤を使った後はきちんと洗い流すなど、普段からのケアを心がけてみてください。

☆シャンプーの種類に気を遣っていますか?

シャンプーの種類によっても肌へのダメージが変わってくることがあります。
美容院ではシャンプーが欠かせず、毎日何度も行うことになりますから、それだけシャンプーから受ける刺激は大きくなるのです。
シャンプーは汚れを落とすために油を溶かす性質を持っているものも多いですから、強いものだと手の表面の脂分を削り取ってしまい、手荒れの悪化につながることになります。
シャンプーは素手で行いますから、それだけ手には厳しい環境であるといえるでしょう。
強すぎるシャンプーは美容師の手だけに影響するのではなく、お客様の頭皮にも大きなダメージを与えることになります。
できるだけ肌に優しいものを利用するようにするなど、シャンプー選びにも気を遣ってお客様へ提案をしていくとよいでしょう。

☆美容師だからこそ知っておきたい薬学・皮膚学

美容師としてプロの仕事をするのであれば、薬学や皮膚学という事についても意識的に学び、情報収集をしてくようにしましょう。
もちろん自分自身の手荒れを防ぐという面でも重要なことですが、お客様の頭皮の健康を守るという意味でも必要な知識だからです。
シャンプーやカラーリングに使う薬剤などは、お客様にも影響を与えるものとなります。
そこに皮膚を傷める原因となる成分が入っていないかどうか、自分なりにチェックしていくことも必要でしょう。
さらに、自分自身の肌やお客様の肌に異常があれば、それに対応する必要もあります。
そういった判断材料として一定の薬学や皮膚学の知識は必要なのです。以前習ったことだけではなく、最新の情報などもチェックして、より良い施術ができるように準備していきたいものです。

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